Kiwi子育ての想い出
(---その3---)


         
小ぶりだったけど、何故か毛が伸びないEmu ホントに姉弟?3ヶ月でこんな差が・・・。
Emu〈左) Alba〈右〉


 上の3匹の男の子達は、すぐに婿入り先が決まりました。一番上で一番でっかい
通称「おにいちゃん」は、獣医さんの紹介でたくさ〜んワンちゃんを飼っているお家
に決まりました。大きなワンちゃんもいるから、大きな子が良いと言うのでちょうど
良かった。今は、「こたろう」という名前です。2番目の「黄色ちゃん」(黄色のリボン
をしていたから)は、獣医さんが飼ってくれることになりました。名前は、
「グローバー」。3番目の「ピンクちゃん」は、お父さんのプモン君のお家に行き、
今は「ジッポ」です。

              
          「こたろう」              「グローバー」                「ジッポ」
 
 さてさて、問題はここからです。何しろ妊娠前から名前までつけて可愛がっていた
Emu。ところが、本当に子犬の分際で気が強い。そして、うるさい。Kiwiもやられ
るくらい。おっとりしていて「良いヤツ」って感じのAlba。でも、デカイ。そして当然
男の子。どう考えてもどちらを残すか決められません。獣医さんに両方飼えばと
勧められ、一時はそれも考えましたが、いろいろな諸事情を考えるとそうもいきま
せん。長い付き合いになるわけですからね。

 本当に、困りました。人生の中であんなに悩んだ事はありません。結婚の方が
簡単だったなぁ。既に貰い手も決まっていました。やはり、動物病院の別の獣医
さんです。いろいろ、いろいろ考えて、Emuを手放す事に決め、車で連れて行き
ました。でもね、何とか置いてきたものの帰りの車の中から涙、涙、涙。
今までの可愛い姿しか浮かんできません。何を思ったか、Albaが涙をぺろぺろ
舐めてくれました。「ア〜何て良いヤツなんだ!」
 
 なのになのに私ったら、どうしてもEmuを忘れる事が出来ず、しばらく経ってから
Albaと交換に行っちゃった。先生ももう一度良く考えなさいと言ってくれました。
つまり、結論を先延ばしにしちゃった訳です。結論の出ないまま約束の日に、また
Emuを連れて病院に行くと、それを察した先生が、もう一度2匹連れ帰って1週間
よく考えなさいとの事。

 ハァ…もう読むのがやんなるでしょ? ゆーじゅーなヤツ!

 2匹連れ帰ったら、またにぎやかになって何だか嬉しくなった私。しかし、楽しい
1週間はあっという間に過ぎ、お察しの通り、Emuを養女に出しました。決心が
鈍らない様にくれぐれもEmuをお願い致しますというお手紙を付けて…。

 というわけで、つらくて楽しい子育ての想い出は一件落着です。
何とまぁ長い長いお話を最後まで読んでくれて、どうもありがとうございました!!

今は「はなちゃん」となったおてんばEmu あなたならどっちにしますか〜?